スチールフォーム工法による復旧のイメージ
従来は、スチールフォームで腹付け全体の型枠版を組み設置し、コンクリートを打設する方法がとられていました。そのために、波浪に対応できる大型のスチールフォームとして、剛性を増すためにH型鋼を井桁に組んだり、狭隘な水中での空間での作業が発生するなど工事の効率性及び安全性の確保が困難でした。
- 施工条件
- 型枠固定時、閉塞環境下での作業
- 段階施工が取りづらい
- 生コンの打設量を調整できない
- 海象条件
- 防波堤が被災し、静穏度が確保できない
- 施工に必要な静穏日確保が困難
- 受波面積が広く2次被災が想定される
- 安全面
- 潜水作業が危険
- 非常時の退避が困難